天然物もの・ことづくりプラットフォーム型ベンチャー
素材の健康影響力を検証する新しいカタチ
~実験動物 Cエレガンス(線虫)を用いた健康寿命解析~
線虫の様子
不健康な線虫
C-HAS解析
欧米を中心に近年動物実験反対運動が広がっている中、その代替法として多くの方法論が確立されています。
当社が開発したC-HASも「マウスなど、愛玩動物実験をできるだけ減らすために新たな評価系を構築できないか?」という思いがきっかけとなり様々な試行錯誤のうえ、生まれました。
数ある動物実験代替法の中でもCエレガンスが、マウスの代替となる理由は次の3点があげられます。
マウス | Cエレガンス (線虫) | メリット | |
---|---|---|---|
遺伝子数 | 約20,200個 (ヒト約22,000個) |
約20,000個 | 類似の経路を有する |
病態評価等 | 可能 | 可能 | 擬人化・病態モデル |
メカニズム解明 | 可能 | 可能 | 遺伝子改変が可能 |
老化・フレイル評価 | 可能 | 可能 | 寿命経過、筋力低下 |
寿命期間 | 3年 (比較的長い) | 20日 (短い) | 評価期間 ◎ |
費用 | 高価 | 安価 | コスパ ◎ |
行動評価スループット性 | 比較的低い | 比較的高い | 行動を指標とした表現型解析 |
上記のように、マウスの代替となりうる可能性を秘めた線虫(Cエレガンス)ですが、既存の評価法では以下のような課題がありました。
C-HASは、新指標 HaSTMにより、安全な健康素材を見つけ出すことが可能となり、既存の評価方法が抱えていた課題を解決したCエレガンス行動解析プラットフォームを確立しました。